サバゲーで強くなる為のトレーニングとしてタクトレを受けるのはアリなのか?




まずダイレクトに結論から言ってしまいますが、

間違いなく「アリ」です。

ただし、トレーニングを受ければ直ちに実力アップ、そのまますんなりとサバゲーで強くなれる訳ではありません。

注意というか、覚悟しておかなければいけない点が残念ながらあります。




エアガンを使ったサバイバルゲームを趣味としている人が、銃の扱い方に関してリアルさを求めだしたり、フィールドでより正しい実践的な動きをしようと思ったら、趣味レベルの動き、銃の扱いから一旦離れなければいけません。

実際に基礎的なトレーニングを1度でも受ければ実感できますが、トレーニングを受けた結果として

「今までスムーズにできていた一連の行動がもたつく、遅れる」

様になります。

時間にすればわずか数秒の遅れですが、そのわずか数秒のせいで、今までの「我流ではありながらも何となくは動けていた一連の動作」のスムーズさはなくなり、習った動きに関して若干のパニックになったり、その間にやられるという事も最初は増えるでしょう。

これはどういう事かというと、タクトレはタクティカル「トレーニング」である以上、趣味のサバイバルゲーム上では軽視されてきた(人によっては無視してきた)幾つかの事柄から徹底的に訓練する事になるからです。

基礎的な事に言及するならば、まず第一に徹底した安全管理。具体的にはエアガンのセイフティ及びマズルコントロールについてです。

基礎としてトレーニングするのは徹底した銃の安全管理

そんなの基本だ、知ってるよという人もかなりいるでしょう。

でも、事実としてこんな事もあるのです。

セーフティーエリアで至近距離から撃たれた。(誤射)

セーフティをかけず、マズルカバーもしていない状態で銃口管理が出来ていない。

フィールドで仲間を撃ってしまう。

こうした一連のトラブルがサバイバルゲーマー全体のレベルの低さを物語る訳ではない事は百も承知ですが、基礎的な安全管理のトレーニングを受けていない以上は皆同じレベルだと捉えるのがベターと言わざるを得ません。

サバイバルゲーマーのほとんどは、安全管理に関して「知っているけどできていない」状態であると・・・。(私自身はサバイバルゲーマーではありませんが同じ様な立場として自戒の念を込めて言います)

知っているという事と実際にできる事とには天と地の差があるんですね。

タクティカルトレーニングでは、まずこの基本的な安全管理を叩き込まれます。

その結果、自由に銃を扱っていた時と比べてロスが出る事になる訳です。

安全管理の上に積み重なっていく高度なテクニック

じゃあ、トレーニングに意味がないのかと考えうのは早計です。結局、よりレベルの高い銃の扱い方、射撃方法、フィールドでの動き方は、最初に習うこの「徹底した安全管理」の上にあるからです。

成長曲線グラフ

フリーハンドでサクッと書いたんで、細かな線の乱れは無視して欲しいんですが、タクトレを受けた結果のスキル度合いの推移はおおむねグラフ画像の様になります。

その過程で一時、自分の動きがギクシャクしてしまうのが1の辺り。安全管理を含むトレーニング内容が身に付きはじめて再びスムーズに動きはじめられるようになるのが2の辺りって事です。

2の段階まで我慢してトレーニングを続ければサバゲーで強くなった実感を得られるでしょう。