元グリーンベレー隊員が解説するCQBの3大原則、基本的な隊列の組み方、移動時のハンドサイン
CQBを行う際に必要となる要素を3原則として捉えてご紹介し、特殊部隊が行うCQBにまず要求される建物への突入に必要な基本的な隊列の組み方と移動時のサインをご紹介します。
現在の主流なCQB
現在のcqbは主に特殊部隊(突入部隊)による建物や敷地内での比較的短い距離での戦闘が中心になっています。
解説をしてくれるのはこの記事(別ページで開きます)でもご紹介した元グリーンベレー隊員のテリー・シャパート氏。
氏は現在、これまで学んできたCQBの技術を民間軍事会社等で指導されているようです。
今回は普段指導されている内容の中から一般に公開できる基本的レベルのものを解説してくれます。
cqbの目的な場の制圧(目標の制圧)です。
その為に必要な要素(原則)は「奇襲」「迅速」「猛攻」この3つを原則として絶対に守らなければいけません。
奇襲とは 敵の予想に反する動きで感づかれる事無く攻める事。
その奇襲で得られたごくわずかな時間(時に数秒)を迅速な動きで最大限に活用します。
「奇襲」「迅速」が成功する事で一気に攻めきる事ができるようになります。これが猛攻。
猛攻で短時間で一気に攻めきる事で味方の犠牲を最小限にして結果として場を制圧する事が出来るのです。
CQBはまず制圧しようとする場にチームが突入しなければいけません。
いけませんが、実際に突入する際には、CQBの原則である「奇襲」「迅速」は突入チームが一丸となって動けないと成功は不可能です。
その為、チームには、無言で確実に意思疎通ができ、目標となる建物へと突入にして制圧できる技術が必要になってきます。
それを養うのが「フロー訓練」です。
今回はそのフロー訓練を実演を交えて解説していきます。(基本的な動きなので、チームでサバゲーに参戦している方にも大変参考になる内容でしょう)
突入の際のフロー訓練の基本
まずスタックと呼ばれる基本的な隊列を組みます。
先頭の人間が左こぶしを上げる。
それを最後尾の人間が確認、自身の銃に弾丸が間違いなく装填されているかを確認した後、前の人間の左肩を軽く掴みます。
次の人間も銃の点検をし、前の肩を掴む。それが先頭まで届くと前進開始です。
先頭は前方を確認しながらの前進です(2番目は1番目のサポート)
3番目はブリーチャーと言って扉を爆破したりショットガンで破壊したりする役割を担い、最後尾は後ろを警戒しながら進んでいきます。
良いスタックができていれば原則を守りながらかつ安全も確保し場を制圧できるのです。
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